高卒フリーターの就職は厳しい現実。大卒以上の給料となった現在までのこと
フリーターの転職体験談です

読者様から寄せられた高卒の体験談記事を掲載しています。
私が高校の時代は、就職氷河期と言われていました。
高一で部活を辞めてから、週5でバイトをしていた私は、進路面談も迷わずに進学はしない!
とハッキリ明言していました。
若さって恐ろしいなと、いまは思います苦笑
かくしてフリーターになった私は、ようやく就職活動開始!
この記事では、そんな自由すぎる私の就活体験について、ありのままに書いてみたいと思います。
目次
高卒フリーターからの就職活動
高校在学中、学校から紹介を受けられる仕事は正直やりたい仕事は1つもありませんでした。
で、気づいたら卒業、そしてフリーターでした笑。
それでも働かないといけないので、友達と一緒に自動車の工場(愛知県です)で契約社員として入社しました。
ハローワークで何となく探して見つけた会社で、就職自体はすんなりと出来ましたね。
若さがアドバンテージになったのでしょうか。
なぜ転職は長期化するのか?
がんばって就活をしていても、どうしても高卒の転職先の決まらず転職が長期化する人が一定数いらっしゃいます。
個人の能力に問題があるケースもありますが、会社の都合や社会経済などが原因となることもあるので、どんな人にも直面しうる問題です。
1ヶ月新たな職が決まらないだけでもかなりのストレスですが、それが半年~数年も続くとなると絶望的な気持ちになります...。
さらに、悪いことに、企業に採用される可能性までも少なくなってしまいます。
長期化の要因は?
ブランクによる負のスパイラル
厳しいことですが、「企業は職についてないブランク期間を重視する」傾向があります。
※3ヶ月が目安で、それ以上に長期化している人については書類審査の段階で見送りとなるケースが多いです。
つまり、ブランクが開けば開くほど不利になり、受けることのできる企業も減少するという負のスパイラルがあるのです。
その他の要因
年齢も就活への影響は大きいです。年齢が上がるにつれ高卒の転職先は決まりにくい傾向にあります。
また、年齢が高い人で経験や能力の明確性に欠ける人、その他障がいなどハンディをお持ちの方も転職が決まりにくい傾向があります。
コロナの影響は?
コロナの影響で求人は少なくなりました。
この影響で、20代と若くても「未経験OK」の募集が少なくなってしまってしまいました。
こんな状況なので、仮に未経験者OKの求人があっても、そこに経験者も流入してしまうため、事実上経験者の募集といった状態になってしまいます。
エクセルの関数のスキルや、不動産業や管理職経験といった「業界特化」の求人などハードルが高い求人が増えています。
転職しやすいはずの20代にとっても厳しい戦いなのです。
年齢が上がるにつれての高卒の転職の現状
30代にもなるとピンポイントでの募集がほとんどです。
法人営業の経験がある方や新規開拓営業の経験がある方といった具体的な経験が提示されます。
自社の業務に近い経験者など、ある程度ポジションの固定された経験者が求められるのです。
つまり、あなたのキャリアが相手企業のニーズハマればビッグチャンスとなりますが、その他のポテンシャル採用は狙いにくいのです。
40代になると集大成を出し切るような高卒の転職となっていく事が一般的なので、これは理解しておいた方がよいでしょう。
就活を長期化させたくない、と思うのであれば「いかに自己の経験や強みをアピールできるか」をしっかり認識し、その上で企業選びをすることが重要になるのです。
高卒の転職二つのポイント
転職に当たっては、「経験を磨き、チャンスを掴む」「できるだけ退職する前に転職活動を行う」という事を常に心がけて取り組んでいきましょう。
これは普遍的な高卒の転職の基本姿勢です。
新しい職場の内定が出て承諾した後に退職することでかかるストレスは圧倒的に変わります。
高卒の転職を迷ったら、すぐ退職する前に出来る範囲で就職活動を始めてみましょう。
すぐに仕事をやめないことが、遠回りに見えて一番の近道という事もあるのです。
これらのプロセスを大事にしながら、高卒の転職の長期化リスクを回避して就職活動を進めてみてください。
自動車工場(愛知)での仕事内容
自動車工場での仕事内容を書いてみます。
二勤制で、朝は6時から溶接。
夜勤は23時過ぎまで溶接。
この時期は、某社の車をほんと嫌いになりました。
一日に、500台ですよ?
そりゃ見飽きますよね…。
また、寮に入っていたのですが…
通勤時のバスがとても悲惨な状態でした。
言い方悪いですが、バスで工場に連行される…
こんなイメージです。
そんな仕事を、一年間契約満了まで続けましたが、この仕事は学歴関係なく、能力評価でしたので、給与はそこそこでした。
工場を退職し再び就職活動開始
その後、将来のやりたい仕事に着くために、新たな仕事を探しましたが…
学歴重視の日本社会はとても厳しく、高卒では応募先すら少ない時代でした。
しかも、当時は就職氷河期時代。
厳しい状況の中、ハローワークではダメだと思ったので東京の求人エージェントに登録。
そこで求人紹介やレッスンを受けつつ、次に出会った仕事は「求人広告の仕事」でした。
高卒の転職エージェントを活用するメリット
高卒の転職・就職活動においては、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」といった気持ちを整理することが重要です。
ご自身の強みや経験を整理すれば自然と「どこに向かって動けばよいのか」見えてきます。
ただ、自分を客観的に分析したり、気持ちを言葉に変えるのは難しいですよね?
そんなときに役立つのが高卒の転職活動を補助するエージェントです。
面接の対策までサポートしてくれるエージェントを選ぼう
面接で「言いたいことを言えなかった」という経験を、多くの就活者が経験します。
言わなくてもよい言葉を言ってしまい、どんどんポイントを下げてしまうケースもあります。
これを自分一人で改善するのは時間がかかるため、面接に苦手意識のある方は面接サポート(対策)までしてくれるエージェントを頼りましょう。
「長所、短所は何ですか?」「なぜ今の会社を出るんですか?」という質問に対する答えを、戦略を立て、自身の気持ちも乗る話の内容で作り込む事ができるようになるはずです。
モチベーションのコントロール
一人で転職活動をすると、結果がうまくいかないと自分で抱え込んでしまうことが多いです。
元気ややる気がなくなったり、誰かに励ましの言葉をかけてもらえなかったりすると、立ち上がれない人もいます。
こういう人に対しては、愚痴を聞いてくれる人がそばにいると良いですね。
諦めそうになったときにする励ましの言葉を掛けてくれたり、調子に乗ってしまっていて足元が見えていないときは、厳しく言ってくれる人がいれば理想的です。
目標に向かって一緒に走る仲間を作ったり、親身になって就活相談に乗ってくれる高卒のエージェントを利用するのは良い選択だと思います。
広告求人会社での仕事内容
当時面接の役員から、頭は悪そうだけど根性ありそうだから採用すると言われ、入社できた仕事です。
随分はっきり言われたのを覚えています。
ところで、今では求人広告フリーペーパーって当たり前ですし、転職エージェントなどネットが主流ですよね?
ですが当時は、分厚い雑誌や折り込み広告が主流の時代でした。
飛び込み営業の日々
業界的にもがけっぷちの会社でしたが、まだ知名度も少ないフリーペーパーの求人広告で営業として配属された私。
当時は、一日に30件以上の飛び込みをノルマとされていて、必死だったのを覚えています。
今考えたら、ゾッとしますね。
知名度もないので、当然煙たがられます。
また来たの?という顔をされるのも、段々と慣れてくるものですね。
タフさを身につけられました。
とはいえ、そもそも、担当地区がとても過疎地区で…。
飛び込むにも企業が少なく、まわりは民家や畑だらけですし、帰れば受注できず怒られるし、散々な日々を過ごしていました。
工夫をしながら売上一番に!
それでも負けず嫌いな私は、なんとか売上を作ろうと、試行錯誤し続けました。
先輩達からは笑われていましたが、
無謀にも何百社の大手企業に広告内容提案や、他媒体などを絡めた複数提案等を仕掛け続けました。
これが良かったようで、結果として、数社の大手と継続契約を頂けました。
そのおかげもり、支社でも売上一番となって正社員に登用。
新人育成チームのリーダーにも抜擢されました。
管理人
今では大卒以上の給与をいただける正社員に
当時は、高卒給与で入りましたが、なんとかキャリアアップしながら実力で大卒以上の給与を貰えるようになれました。
その後は、やりたい仕事に転職し、今もなんとか生きています。
今思えば、確かに大学に進んでいれば、就職もしやすかったかもしれません。
それでも、この学歴だったから出会えた仕事もありましたし、やはり仕事は「人対人」なんだなと教えて頂くことも多数ありました。
やる気や根性だけではなんともならない事もありますが、それでも努力を続けることは、決して裏切られないのだなと、
色々な方から学べました。
これからも、ひたむきに努力を続けていきたいと思います。
高卒のキャリアアップって何?
ここで、「キャリアアップ」、あるいは「キャリアプラン」というものについて、その本質をキャリアコーディネーター藤井佐和子さんの著書を引用し、検討してみましょう。
実は、「キャリア」という言葉が氾濫してきたのは、ここ10年くらいのこと。日本が豊かになり、仕事を贅沢に選べるようになったからこそ、意識されはじめた言葉。今の世の中はキャリアプランについての情報が山のように溢れ、何が正しいのか、わからなくなってきているのかもしれません。(中略)まずは漠然とでも良い、ライフプランをどうしたいのか、どういう人間になりたいのか、そこから考えていかないといわゆる無駄なキャリアを積むことになります。(中略)今は不景気とはいえ、親の時代に比べると実はますます職種が選べる時代。そして、不景気だからこそ、レールにしがみつかず、自分にふさわしい方法でキャリアを積んでいかないと、たまたま自分に合ったレールを見つけてうまく進んでいる人に負けてしまうことになります。
引用元:藤井 佐和子「転職-思ったときに読む本」
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