高卒で東京の大手企業に就職した結果。半年で辞めて今思うこと。
大手居酒屋への転職体験談です

読者様から寄せられた高卒の体験談記事を掲載しています。
私は高校を卒業した後、大手の居酒屋に正社員として入社しました。
就職活動や学生時代に学んだことなど、できるだけ具体的に書いてみたので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
学生時代は情報科でパソコンを学んだ
高校では事務やパソコンの勉強をしていました。
専門学科のあるところで、情報科というところです。
なので、そちらの方面の仕事につくのだろうと私は考えていました。
しかし、高校三年の春の終わりごろ、先生が持ってきた就職先を集めたA4用紙を見たとき、考えが変わりました。
あれ..求人こんなに渋いの!?
用紙には事務職 手取り十三万 勤務地 石川県 と書いていました。
他の事務職も似たり寄ったりです。
私は唖然としました。
最低限二十万円はもらえると思っていたからです。
情報系じゃない方の求人が魅力的だった
他の求人を探すと、紙の下に応募人数の異様に多い求人が2つあり、それは、居酒屋とスーパーマーケットの求人でした。
どちらも給料は十八万を超えて、勤務地は東京、さらに寮つきでした。
高い給料が欲しかった私の気持ちはそちらに移り、始めはスーパーマーケットに応募しました。
スーパーマーケットの面接へ
就職面接は東京郊外の文化センターのような場所で行われました。
夏の暑い日だったことを覚えています。
面接会場は大きなホールでだいたい二百人ほどの応募者がいました。
初めてスーツを着て、初めてたった一人で新幹線に乗り、そして遠くまできたこともあり、とても緊張していました。
同じく面接を受けに来た学生もちらほらと見えていて、他の人たちもとても緊張していたようです。
話は反れますが、私の目の前を女子学生が歩いていて、歩道の隅に置いてあった鉢を気がつかずに蹴飛ばし、歩道の真ん中に、土を散らかしてしまっていました。
しかし、何事もなかったかのように通り過ぎていきました。
おそらく、面接のことで頭がいっぱいだったのでしょう。
筆記試験
説明の後、筆記試験が行われました。
簡単な計算に加え、雨の日の売上をあげるにはどうしたらいいか? という問題が出題されていたことを覚えています。
筆記が終わり、面接が始まりました。
面接
初めての面接で、しどろもどろになりながら答えました。
面接が終わり、数週間後には待ちに待った結果が来ました。
はい。
不合格でした。
私は落ち込みましたが、立ち直るのは早いタイプ。
くよくよしていても1円にもなりません笑
すぐに、第2候補であった居酒屋を受けました。
居酒屋の面接へ
居酒屋の面接は、地方の私の住む県で行われました。
観光センターのような、その地域のマスコットキャラクターなどがいる施設の空き室です。
二回目と言うことと、私の知っている場所での面接で、緊張はそれほどしませんでした。
面接
筆記試験は無く、面接だけで、同じく受ける応募者は五人ほどでした。
住む場所が遠い順番から面接は行われて、私は最後でした。
私の順番に近づいた時、私の前に面接を受けた男子学生が恥ずかしそうに「がんばれよ」と声を掛けてくれました。
今回、面接では、はきはきと答えることができました。
面接に来た企業の方と共通のスポーツの話題で会話が弾みました。
高卒の面接での「長所・短所」の伝え方
面接を受ける時に、長所と短所をどうしようかと迷う人もいると思います。
今回は、面接で落とされない「長所と短所の効果的な伝え方」についてお話します。
面接が近づいている人は、参考にしてください。
短所が一番大事!
短所をどう伝えるかが一番大事です。
伝えたいことが同じだとしても、言葉選びや表現方法を誤ってしまうと、マイナスな印象を与えてしまいます。
1つの短所が原因でお見送りになるケースもありますので、気を付けなければなりません。
また、長所よりも短所の方が印象に残ってしまった場合、その短所が気になってマイナスなことばかり目についたり耳についたりする可能性がありますので、気を付けましょう。
短所を聞かれた時、どう答えたら良い?
短所を答える際には「相手に良い受け取り方をしてもらえるようにする」ことを意識すると良いです。
言葉選びや表現方法を工夫することが大事です。
言葉選びの注意点
言わなくても良いキーワードは、言わないようにしましょう。
例えば...
- 「気が短い」「キレやすい」などのキーワードは、相手に怖い印象を与えてしまいます。
- 「(高卒の転職回数が多い人が)飽き性だ」というキーワードを使うと、継続性がないのではないかと思わせてしまいます。
- 「人見知り」というキーワードは使い方によっては、社内の人間関係がうまくいかないのではないかな…という印象を与えてしまうかもしれません。
相手に、マイナスな印象を与えてしまう言葉は選ばず、いくつか項目を出し、よく考えて短所を選ぶようにしましょう。
長所・短所 それぞれの伝え方
長所の効果的な伝え方
長所に関しては、今回の仕事に合っているなと思ってもらうことです。
長所はプラス要素に繋がることなので、長所が原因で落とされたり、マイナスな印象を与えてしまうということはありません。
ただ、今回の高卒の仕事で求める人物像とリンクするような長所であれば、評価としてもその長所は「今回の仕事に合っているな」という印象を与えることができるでしょう。
短所の効果的な伝え方
- エピソードをしっかりカバーしきれる言葉なのか
- 相手がそれを聞いた時に、どう感じるのか(マイナス要素が強すぎたら言わない方が良い)
このことを考えながら、短所を選んでいきましょう。
無事合格しました
数週間後、合格の知らせが来ました。
就職したあとは、繁盛店にて業務の仕事につきました。
半年で辞めました笑
しかし、六ヶ月ほどで辞めてしまいました。
理由は主に2つあります。
- なれない東京の生活に疲れた
- 勤務時間が長い、長すぎる
これらが理由です。
仕事先の先輩方はとても親切で、仕事を教わってすぐに辞めてしまうのは申し訳ない気持ちでしたが..。
就活と退職を経て、現在は仕事に対する考え方が大きく変わりました。
たとえ金額(給料・年収)が大きくとも、長時間労働や不向きな環境では仕事は長続きしません。
健康第一で、モチベーションを持続できる職場こそが最高なんだ、と今は考えています。
本記事が皆様の就職活動の参考になりましたら幸いです。
私はもったいないことにすぐに辞めてしまいましたが、大手企業に入ることは一つの目標ですよね。
以下、ご参照くださいませ↓
高卒の大手企業で働くのは安定?
「安定して働くこと」について解説していきます。
そのためにはまず、安定とはいったい何なのかを、もう一度確認しておく必要があります。
安定について考え直す意味
何年も会社に勤めることを考えると、誰しもが安定を求めるはずです。
どんな仕事でもトラブルはありますが、長く仕事をしていくうえで、何度もアクシデントやトラブルがあっては安心して働けません。
でも、それが無ければ「安定した企業」ということになるのでしょうか?
安定について間違った理解をしていると、思わぬ大きな影響を人生に与えてしまうことにもなりかねないので注意が必要です。
雇用の安定とは?
雇用の「安定」。そこには大きく分けて2つの要素があります。
- 企業の安定
20年以上経営していて企業の基盤が安定している等 - 雇用の安定
リストラなどもなく、終身雇用で働ける等
この2つを満たす企業の多くは大手企業なので、多くの人が憧れるわけです。
しかし今の時代、大手企業でも経営をカバーするために短期での募集やリストラなどを行うケースも少なくありません。
「企業の安定」=「雇用の安定」ではないのです。
もし、あなたが雇用の安定を手に入れたいなら、会社が手放したくないと思えるほどのスキルを身につけることが重要になってきます。
大手と中小という概念が間違い
大手企業に勤めれば安定が決まるわけではありません。
雇用の安定を求めるなら「大手、中小」という概念から離れ、大手にこだわらずスキルを身につけられる仕事を選びましょう。
市場価値はスキルで決まる
就職先を選ぶ際は、特定の会社でしか使えないスキルではなく、その業界、職種で幅広く使えるスキルが身に付く仕事を選びましょう。
そうすることで、身についたスキルは市場価値に繋がり、転職にも有利になってきます。
安定についてのまとめ
今は高卒の大手企業でも倒産する時代です。
企業の安定は必ずしも、雇用の安定ではないということです。
雇用の安定を手に入れたいなら、「大手、中小」の概念から離れ、まずは市場価値に繋がるようなスキルを身につけていきましょう。
会社が手放したくないという人材になれば、雇用は安定します。
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