高卒が名古屋の車工場に就職した話③ 体育会系職場の上司は怖い
名古屋工場での就職体験談です

読者様から寄せられた高卒の体験談記事を掲載しています。
高卒が名古屋の車工場に就職した話②の続きです。
勉強を終えて、ついに本当の社会人になりました。
以下より本文をご覧ください。
目次
工場の手付けラインに配属
工場の手付けラインに配属され、上司の方から流し方を教わりました。
ゴム手袋をして、鋳造された粗材を取り機械にセットし、スタートレバーを押すと言う単純作業でした。
一つの物を作るのに、その工程が6工程繰り返し一つの物が出来上がります。
時間約50個作れるラインで初めは10個作るのがやっとでした。
選別が良かったかな..でも考え方次第だ!
初めの第一印象は、やはり選別がいいなと思いました。
油も臭く、高校時代では想像も出来なかった仕事でした。
その思いで仕事をしていても全然楽しくないので、単純作業の中で楽しみを見つけようと決めました。
そして、気づけば、楽しみを探す事が楽しみに変わっていました。(笑)
異常ランプ点灯
時間がたつにつれ、設備に粗材を取り付けるのも慣れてきて、5時間後には30個程出来るようになってきました。
そう思っていたら、設備の赤ランプが点灯。
教育で習った、「異常」のサインでした。
何もやっていないのにと焦った思い出があります。
ただ、焦った時は一度落ち着き、習った事を実践するだけです。
上司を呼ぶスイッチがあるのでスイッチを押し上司を呼びました。
体育会系の上司登場
「なんだ~!!」と声が聞こえ状況を説明。
体育会系と言いますが、やくざまがいな上司と言いますか、正直ビビった思い出があります。
設備を復帰してもらったら、セットミスで設備が止まっていました。
「てめぇーのつけ方が悪いんだ!気を付けて取り付けろや!」
と怒られました。
正直次壊れても呼びたくないと思いました。
よし、次に壊れたら無視して家に帰ろう。(心の声)
そうこうしている内に定時を迎え帰る支度をし始めました。
正直怒られた事にもイライラしつつお疲れさまですーと言い帰宅しました。
私も体育会系で、反発精神が無駄に強く、明日こそは良い仕事をして上司を見返してやろうと決めました。
反省を生かして次に繋げよう
反省点は、仕事中はよそ事を考えず、仕事に集中すると決めました。
次の日、朝起きて、寮の食堂で朝ご飯をしっかり食べ、今日こそは見返してやると昨日の熱もさめず仕事に向かいました。
午前中が終わり、二日目で時間40台ほど流せるようになっていました。
また赤ランプ点灯(お約束)
昼からまた設備の赤ランプがつきました。
正直絶句です。
セットミスもしてないはずと思いながらも、上司を呼ぶスイッチを鳴らすのを躊躇していました。
でも、押さなくちゃ前に進む事ができないので、とりあえずスイッチを押しました。
またまた聞こえてくる「なんだ~!!」とりあえず状況を説明。
設備を復帰してもらったら、セットミスではなく、設備のセンサーの誤反応でした。
それでもこのヤクザは怒るんだろうな..
とか思ってたら、私の生産数を見て「頑張ってるやん」と褒め去っていきました。
良かったと安心したのと、「意外と良いやつじゃねーか」とか上から目線で思いました。
こういうのって、高校では味わえないスリルだなと思いました。
その日はそれだけで無事定時を迎え帰宅しました。
~新入社員から見た上司達~編に続きます。
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